晴れ★ときどき★つむじかぜ 173
スタッフ増井です。
暑い夏が到来していますね。
気温もぐんぐん上昇しています。
しかも暑さに加えて湿気も多いのでなかなかやっかいですね。
本日のプログラムは「食中毒」についてです。
皆さんもなんとなくおわかりかと思いますが、食中毒になりやすい時期というのがありまして、特に6月から10月が多いようです。
気温が高くなるうえに湿度も高いためムンムンとした日々が続きます。
そのため微生物やカビの発生も顕著であり、部屋に食品をうっかり放置しておくと大変な事になってしまいます。
「パンがカビだらけになった!食べるものがないよ。」と訴えられる利用者さん。油断は大敵です。この時期はマメに気を付けていきたいところです。
そこで食中毒を予防する3つの基本原則を覚えて頂いています。
Aつけない
Bふやさない
Cやっつける(殺菌する)
Aは「菌をつけない」ことです。持ち込まれた菌やウィルスが食材や調理者を介して外から持ち込まれます。
食中毒の中には少ない菌でも食中毒を起こすものがあるので「つけない」対策を行いたいところです。
Bは「菌を増やさない」ことです。
食中毒の原因になる菌が20度~50度の温度帯に放置される事で増殖するのだそうです。
したがってこれらの温度帯を避けた調理や保存方法徹底する事が大切です。
Cは食材を中心部まで十分に加熱して殺菌をやっつける事です。
食材や食品に菌やウィルスが付着している場合、その多くは適度な温度と時間による加熱で死滅できます。手指や調理器具に付着している菌は次亜塩素酸水やオゾン水で消毒して除去することが可能です。
このよう形で食中毒を未然に防止することが出来ればと考えます。
では。少し問題を解いて理解を深めてみましょう。
問1殺菌する細菌の多くは、加熱することで死滅します!食材にはしっかり火を通すようにしましょう。家庭の中で最もバイ菌が多い場所は?
1トイレ
2キッチン
3お風呂場
これはひっかけ問題ですね。答えは2です。
トイレのブラシについている菌と同じか?それ以上の数の菌が潜んでいます。
問2冷蔵や冷凍の必要なものはどのように持ち帰るのが正しい。
1保冷パックなどに入れて持ち帰る。
2そのまま持ち帰る。
「答えは1ですね。」
その通りです。やはり低温で持ち帰ることが大切です。
問3食中毒は「におい」や「見た目」「味」で判断できるか?
1「におい」や「見た目」「味」がおかしくなければ食べる。
2「におい」や「見た目」「味」では判断できない。
「答えは2です。見た目では判断つきにくいと思います。」
そうですね。消費期限や賞味期限等、意識しながら少しでも時間が経っているものは、食されずに思い切って捨てるのも大切だと思います。
終了後、「味噌汁もしっかり温めないと・・・。」と意識が高い利用者さん。
今日習った事を是非日常の中で役立てて頂ければ幸いです。